Windowsを497日間連続稼動させるとTCP通信が行えなくなる
ご存知の方には、今さらネタですみません。
ただ、忘れた頃に発生するので備忘録として投稿しておきます。
最近、お客様から通信を行うWindowsのアプリケーションが動作しなくなったという報告が
何件かありました。
調査してみたところ、どれもWindows Server 2008 R2で前回起動して以来1度も再起動
していないことや、Windows Updateを行っていないことなどがわかりました。
そこで、マイクロソフトのサポート情報を確認してみたところ、以下のような情報があり、修正
プログラムを適用して状況注視(497日間見守る?)することとなりました。
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マイクロソフト社サポート技術情報
文書番号 : 2553549
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【現象】
Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、または Windows Server 2008
R2を搭載しているコンピューターで、次の問題が発生します。
システム起動から497日経過するとTCPのセッション状態がTIME_WAITであるすべての
TCP/IPポートが閉じることができなくなります。
そのため、TCP/IPポートが使い尽くされ、新しいTCP/IPセッションが作成されなくなる場合が
あります。
上記は、OS起動時から497日を超えるとTCPのTIME_WAITソケットが残り続け、新たな
セッションが作れなくなるという内容です。
【解決方法】
該当のWindows OSを再起動するか、修正プログラムを適用する。